北京戯曲博物館

北京戯曲博物館は湖広会館内にあり、1997年9月6日にオープンした。清・嘉慶12年(1807年)に築造された湖広会館は、大劇楼、文昌閣などの建築物からなり、かつて湖南省及び湖北省出身の学生や商人たちが集まる場所として栄えたことがある。悠久な歴史と深みのある文化を持つ湖広会館は京劇文化の伝承にとっても重要な存在である。梅蘭芳、譚しん培を初めとする京劇の名優がここの舞台に立ったことがあるので、世に名の知られる京劇上演の場所となった。今でも毎晩、北京京劇院の名優たちが素晴らしい出し物を見せている。

 

 

戯曲博物館の常時展観である「北京戯曲略史」は文献、文物、写真、映像資料などを通じて、京劇芸術を主とする北京の戯曲の発展の歴史を提示している。八方手を尽くして収集された展示品の中には、梅蘭芳と王瑤卿が弟子入りしている場面を再現した図や、立ち回りの名優楊小楼が使ったことのある舞台服装などの貴重なものもある。

 

アドレス:宣武区虎坊路3号

交通:  14、15、102番バスに乗り虎坊橋バス停で下車。

開館時間:9時~17時

入場料: 10元。学生は半額。

 

「チャイナネット」2008年11月2日